牛タンの部位や特徴など知っておきたい知識をまとめました

焼肉で人気の部位の1つが牛タンです。
そんな牛タンの特徴などを詳しく知っているという方はそれほど多くないと思います。
ここでは牛タンの特徴をはじめ、おすすめの食べ方や嬉しい効果などを紹介します。

牛タンの特徴とは

牛タンの特徴はいくつかありますが、まず言えるのは希少部位の1つということでしょう。
たとえば人気のあるリブロースやサーロインといった部位は、牛1頭から10キロほど取れると言われています。
一方で牛タンはというと、1頭から1キロちょっとしか取れず、希少な部位だと言えます。
値段がお高めなことが多いのも、量がそれほど取れないからです。
そもそも牛タンは量が取れないこともあり、あまり食べられる部位ではありませんでした。
しかし牛タンで有名な仙台のお店で、他店との差別化を図るために牛タンをメニューとして販売したところ、人気を集めたとされています。
牛タンとは牛の舌のことですので、肉とは違い元々は食べる文化がなかったのです。
こうして仙台で人気となった牛タンは、徐々にその知名度を広げていき、今では日本全国で定番メニューとなりました。
味が美味しいだけでなく、栄養分も人気の理由です。
牛タンには豊富なビタミンB2が含まれていて、他にもビタミンB1やビタミンB12など、ビタミンBが豊富です。
カロリーは決して低くなく、いわゆる高カロリーな食材の1つですが、栄養分が豊富なことから健康的な食材としても扱われています。

牛タンの各部位の特徴とおすすめの食べ方

牛タンにはタン元、タン中、タン先といった部位があります。
タン元はもっとも柔らかい部位とされ、主に焼肉で提供される部位となっています。
柔らかいのでそのまま焼くだけでも十分に美味しく食べられるわけです。
基本的には高級な部位なので、本格的な焼肉屋さんなどでよく見られます。
タン中も同じように焼肉で食べられることが多いのですが、タン元よりも安いといった理由から、スーパーなどでも販売されています。
もちろん焼肉屋さんでもタン中が使われていることが多く、もっとも身近な部位と言えるかもしれません。
これらタン元、タン中はやはり焼いて食べるのがおすすめで、焼肉を食べる時に用意するのが良いでしょう。
牛タンの美味しさを存分に感じられます。
最後にタン先ですが、タン先は他の部位と比べて固いため、焼肉にはあまり適していません。
実際タンシチューなどに使われることが多く、煮込むことで柔らかくしているのです。
また、タン先は匂いも強めのため、煮込むことで匂いを抑える効果も狙っているようです。
タン元とタン中は焼いて、タン先は煮込んで食べるのがおすすめです。

ダイエットや美容にも効果的?

牛タンは先程触れたようにカロリー自体は決して低くありません。
とはいえ一般的に焼肉で食べられるような他の部位よりはカロリーが低く、さらに栄養素が豊富なためダイエットや美容にも良いとされています。
タンパク質をはじめ、ビタミン類が豊富ですからダイエット中の栄養補給にも適していますし、バランスよく他の食材と併せて摂取することで美容効果も期待できます。
美味しく食べられて体にも良いとなれば、万能な食材と言えそうです。
食べ過ぎは良くありませんが、バランスを考えたうえで食べれば体つくりにも役立ってくれるでしょう。
お肉の1種だからと敬遠するのではなく、適切な量をしっかり食べることも大切です。

牛タンは希少部位ではあるものの、日本人に馴染みの深い食材の1つです。
部位も3つに分かれていて、部位ごとに違った食べ方もできます。
また、栄養分が豊富なため健康促進やダイエット、美容効果も期待できますので非常に便利な食材です。
焼肉で食べることが多いと思いますが、タンシチューなどの食べ方もありますので、定期的に摂取することを意識したい食材でもあるでしょう。